赤ちゃんの乾燥肌
乾燥肌というのは、子供から大人まで関係なくなるもので、赤ちゃんの場合、とてもみずみずしくて乾燥肌とは無縁のように思えますが、乾燥肌は赤ちゃんにもおきてしまう症状です。大人だけではなく、赤ちゃんも乾燥肌になってしまう原因には、皮脂が少ないことや、皮膚が薄いことが原因なのです。赤ちゃんや子供の角質層は大人の角質層の半分だと言われており、わずかな刺激でも角質層は簡単に剥がれてしまうものなのです。皮脂の分泌も、大人と比べると違いがあり、赤ちゃんの場合、皮脂の分泌が非常に少ないので乾燥肌の原因になってしまいます。大人の肌は、皮脂があるために皮脂膜を作り出し、肌を乾燥、外部の刺激などから守りますが、赤ちゃんの肌は皮脂が少ないので、肌のバリア機能がほとんどない状態なのです。赤ちゃんは、母親のホルモンなどによって生後2ヶ月くらいまでは、皮脂の分泌も活発なのですが、それ以降になるとそのホルモンの力もなくなるために皮脂の分泌は働かずに肌が乾燥しやすくなってしまいます。この乾燥の時期は10歳くらいまでと言われていますので、乾燥肌を予防するためにも、刺激を与えすぎないようにケアをしていきましょう。入浴時は、優しく洗った後、石けん成分が肌に残らないように、しっかりとすすぐことや、入浴後は肌の水分が蒸発するのを防ぐために、低刺激の保湿ローションをつけてあげるのも良いでしょう。夏は紫外線に注意をし、冬は加湿器を使い、適度な湿度を保つようにすることなど、赤ちゃんの肌を乾燥から守るために、日常生活でも注意をしていかなくてはいけません。
